ファッション野郎inタイハイム THE PUMPKIN HAUNTED

 


 

ウフッ


 ギャーーーーース



・・・・

・・・・・・・


 

 っえ?

 前回の引きと違うって?


 馬鹿やろうが、てやんでぇ!

 今のラグハイムに、マスターカーバルなんて相手にしている場合じゃない事件が現場で起きてるんだよぉぉぉ〜〜〜〜っ!


 まあ、カーバル君との合コンはまた次回においておいて、まずはある日あの時あの場所で君に出った奇跡の写真を見てもらおう。


フワフワ


 ナンジャコリャーー


 ラグラミア神殿にドロロンえん魔くんもびっくりの幽霊徘徊!

 しかもただのコスプレ野郎じゃない。

 足元をよく見るんだ。

 奴には足がない!!

 

 マジもんの幽霊小僧を見るのは、コレが初めてだぜ〜


 って、おかしい!?

 奥さんも昼寝してる真っ昼間から、幽霊が出るわけが無いではないか・・・・


 よくよく神殿を見まわってみると、

ドテ

 デカすぎるドテカボチャパンツを華麗?に着こなす奴や、


 元から中身がスッカラカンな脳みそのカボチャのかぶりものをしている奴もいる。


 この光景・・・日本のエターナルカオスでも何度か経験した夢のような日々がオーバーラップして来たぜ。

 そう!

 あのイベントが、このタイハイムにもビッグウェーブとして襲いかかってきたのだ!!



 ザ・ハロウィーン


 女神転生でいうジャック・オー・ランタンってやつだよ!

 

 日本ではドテカボチャ装備を売り出し、カボチャの回復アイテムを売ってるだけのイベントだったが、さすがは愛の都タイハイム。

 そこは独自のアレンジを施してきた。


 先ほどのパパラッチ隠し撮り写真に写っている街を我が物顔で闊歩している幽霊やカボチャ野郎共だけではなく、どうやら、本当のカボチャ野郎が各所に出没し、無理矢理かぼちゃパンツを履かせて回っているらしい。

 どうやって女子にパンツを履かせるのかの方法については、各自の想像にお任せしよう。

 (ファッション野郎絵巻はそんな下品な記事は載せません)


 そのドテカボチャ野郎をしばきあげると、赤いキャンディやら青いキャンディを落とすので、それを食べると大きくなったり小さくなったり・・・(このネタはさすがに古すぎたか・・・)、まあ、いつもの豪華な商品に交換してくれるってわけよ!

 豪華な商品の中には、もちろんカボチャ頭やカボチャおパンツも混じっているので、私の目当てはそこだ!

 特にかぼちゃパンツをどうやって女子に・・・いやさ、私が着こなそうかと思案中だ。



 まあ、宝くじがあたった時の想像ばっかりしていても仕方ないので、まずはいつもの散策だ。

 ドテカボチャを見つけ出し、ビッグ・ザ・武道とマスク狩りを行うのだ!



 って事で意気揚々と一人でいもしない犬のお散歩に出かけたレオパルドン。

 この手のイベントは低レベル帯のマップを、先日体得したばかりのエイディア秘奥義テレポートにて総当りするのが相場だ!


 まずは、愛と憎しみの入り交じるラグラミアマップ。


 レオパルドン : やいやい、ドテカボチャ野郎はどこカボチャ?_
 亀梨君達 : (口の周りをカボチャ色に染めながら)いや、この辺じゃ見かけてないよ♪

 嘘こけや!

 お母さんに黙って、夕飯の準備に買っていたカボチャ食べたでしょ!!

 

 確かに、かぼちゃの煮つけはうまい・・・

 いかん!

 このままでは全ラグハイムに存在するカボチャワインが食いつくされてしまう!

 アレを食べていいのは、私だけだーーーっ!


 ひたすらテレポで歪んだ時計の絵が壁に描いてる変な洞窟を抜けながら探す私様。


 レオパルドン : ウェアー イズ カボチャ?!
 祈りの女神像 : (口の周りをカボチャ色に染めながら)、あちらの方に行かれましたわよ。

 ・・・(このクソババァーーーっ!)



 レオパルドン : そこからカボチャが見えないか?
 羅漢仁王像 : (口の周りをカボチャ色に染めながら)、さっき「早くランタンになりた〜い」とか言って、通り過ぎていったぞ。

 ・・・(このクソ木偶の坊がーーーっ)



 舞台を熱気と情熱のデカルティ平原に移すが・・・


 レオパルドン : カボチャ野郎が迷い込まなかったか?
 訓練場のディーノ : (口の周りをカボチャ色に染めながら)、見てない、見てない、なんにも見てないワニ〜〜〜〜

 ・・・(このクソワニ皮がーーーっ)



 レオパルドン : おい、デカイカボチャ頭が通らなかったか?
 訓練場の地獄蛇 : (口の周りをカボチャ色に染めながら)、あ〜あいつね! とってもうま・・・いやさ、馬に乗ってどっかいっちゃったよ!

 ・・・(このクソツチノコがーーーっ)



 レオパルドン : こらーーっ、カボチ・・・
 謎の遺骨 : (口の周りをカボチャ色に染めながら)、・・・・・

 ・・・(このクソ死人に口なしがーーーっ)



 さらに絶滅と天ね記念物のシャイロンへ・・・

 東の島にはいないか・・・


 ふう、いい眺めだぜ〜


 やっほ〜〜〜



 レオパルドン : お嬢さん、君に涙は似合わないよ
 小公女セイラ : うっさいわね、どっか行って!!

 瞬殺


 ・・・

 って、待て待て待てルパ〜〜〜ン!


 いつの間にか、カボチャ探しじゃなくて、観光案内とひっかけ橋になっとるじゃな〜い。


 レオパルドン : よぉ、監獄ジャック〜。 カボチャ、隠れ食いしただろう?
 監獄ジャック :  食いたいけど、ここから出て食べに行けねーんだよ!!

 ふむ、かわいそうな奴だ。

 

 彼の分もカボチャを食べるため、私様はもう一度初心に戻ってラグラミアを訪れるのであった!


デデン
 レオパルドン : なんだ、あの妙ちくりんなオレンジ野郎は?!
 キング・亀梨 : カメカメカメカメ、カボチャがカメカメ〜


 アレが、世間を賑わし、私を翻弄したドテカボチャ野郎かぁ?!


 ついに未知との遭遇を果たし、指先と指先が触れ合う距離まで詰めることに成功したレオパルドン。

 

 どれどれ、さんざん苦労を掛けたその馬鹿げた顔をじっくりと拝ませてもらおうか!

ガボッ

 デカッ


 しかも、怖っ!


 こんな奴がハロウィンでいたいけな少年少女にキャンディを配ってやがるのか・・・

 しかもっ

 意味不明に怒ってるし!

 カボチャだからカルシウム足りねーんじゃねーの?


 まあ、いいさ。

 兎にも角にも、今までの奴らの腹を満たしたそのデカ顔、私がじっくり食して、味王にも負けないリアクションでお茶の間を沸かせてやるぜ!


ガシッ
 レオパルドン : では、頂きま〜〜〜〜

 あ〜〜〜ん


ズブズブズブ
 ドテカボチャ : ギャーーーーーー

 ・・・

 サザエ、ええ〜〜〜〜〜〜?!


 まだ、口付けてないんだけど?

 触れただけで、殺られちゃうの?

 なんでカボチャってすぐ死んでしまうん?


 しかもすぐに土に還ってしまうため、全く食うことができないではないか!

 今までの奴らは、どうやって食ってたんだ?!


 どうやら、こいつぁ、相当気をつけて扱わなければならないようだ。

 きっと後頭部には天地無用とか書いてるに違いない。


 さっそく私は次のターゲットを見つけ、武道に協力を仰いだ。

ソロソロ
 レオパルドン : ビッグ・ザ・武道! マスク狩りだーーーっ!
 ビッグ・ザ・武道 : おお〜  クロス・・・
 ドテカボチャ : ギャーーーーーー


 って、おい!

 クロスボンバーの構え下だけで、死んどるがな・・・、


 繊細だ・・・私のすぐに飛び散るガラスのハートより繊細だ。

 

 仕方がない、こうなったら食うよりもキャンディ集めに集中しよう。

 と、様々な場所でマスク狩りを行うものの・・・


ガブ
 ドテカボチャ : ギャーーーー
 レオパルドン : こら〜がりがりグロム! 私よりも先にカボチャに手を出すんじゃ・・・
 ウッキラーグロム : ウメーウメー


 こんな風になったりと、思うような成果は得られなかった。


 先月のラグペラント軍最優秀営業マンとしては、このまま手ぶらで帰るわけにはいくまい!



 レオパルドン : 食らえ! タイガーアパカッ!
 ドテカボチャ : ギャーーーー
 キング・バトル・ジャイアント : おおっ、何かカボチャが落としたようだ!


 マジッスか?!


 と、足元を見てみると・・・

 おおっ!!

 遂に、お宝キャンディーーーぺろぺろですかーーーーっ?!!


 ・・・

 ?

 ま、紛らわしい・・・。


 しかし、さっきからドテカボチャって「ギャーーー」しか言ってないし・・・・

 まともなセリフもなく出番がなくなるって可哀想(泣)

 

 せめてちゃんとしたセリフを言わせてあげるべく、私は更なるカボチャハントを目指し、デカルティ高原最奥部へ侵入した。


マテマテ

 やっと見つけたカボチャ達!

 さあ、好きなだけ、セリフを吐いてごらん?!


 逃げるドテカボチャを追って私様が侵入したこの場所は、かつてのメタル平原や、メテル渓谷、メタルギアソリッドなどと呼ばれた、悪夢の場所だった・・・

ズドドドド
 暴走サイボーグ : 変態の侵入者! 排除排除!

 え?

 暴力反対!!

 カボチャを食うまで、まちんしゃい!!


 そんな言い訳が機械伯爵どもに通じるわけもなく、 

ズサ
 メタルサイボーグ : 任務完了!!
 レオパルドン : ギャーーーーー

 私に「ギャーーー」言わせてどうする?!

 てか、さっきこっちに逃げてきたカボチャは・・・・?


 薄れゆく意識の中、地面をナメナメした私の目に写ったのは、私と一緒に蜂の巣にされて木っ端ミジンコに成り果てたドテカボチャの残骸だけだった。

 哀れ・・・カボチャウォーズ・・・そして、私・・・



 数十分後。

 強制送還された私をロストーレルム城で待っていたのは、優しい日本人のお兄さん方・・・?


 お兄さん : 見ろよあのボロボロエイディア。 カボチャ付けてないぜ〜
 AKBのお姉さん : あら、ファッションのかけらもありませんことね!
 パンダマント : 格好わるいやつだぜ

 お前ら、鬼か?!


 こうして、キャンディをゲットすることもなく、バカにされただけで終わってしまった今年のハロウィン。

 私は誓う。

 絶対にジャニーズとAKBのコンサートは見に行かねーーっ!!


 


 

  

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