ファッション野郎inLHGN 勇者の証、メタウィング  

 


 

シャカシャカシャカ

 バニー残像拳!!

 はっ、早すぎて、バニーちゃんの動きが捉えられん!!



 遡ること半時。


 突然宝くじが当たり6千万長者になった私様。

 戮斗氏より、耳寄り買い物情報を聞きつけ、金の力で命以外の全てを手に入れようと画策した。


 まずはメタウィング

 歴史学者ベリオンのクエストをクリアすれば、私の勇気をたたえ授与されるらしい。

 売店で買ったら100万ライムもするから、これはお得だ。

 まあ、今の私には100万なんぞ、はした金だがね!!


 さっそく飛天の羽を買って無駄遣いを果たした私は、ベリオンの電卓オタクのところへ急いだ。


 レオパルドン : ベリオンさんよぉ〜 私に約束の黄色い羽をくれよ〜
 ベリオン : ん、君か? それにはまず、私の切実な依頼を果たしてもらわないといけないよ。


 どうせ司令官と一緒で、昔のラブレターを拾ってくれだとか、そんなんだろう。

 で、その依頼がこれだ


 相変わらず???ばっかりに、何言ってるのかさっぱりだぜ?!

 Google先生ーーーっ、

 でも、???は分からなかった。

 

 ここでも戮斗氏の万能振りは役に立ち、どうやらジーナスラボラトリーの中央広間にたどり着けばいいらしい。

 ジーナスラボラトリーと言えば、グレートホワイトホーンの奥地に建設られた、プログメアの研究施設だ。

 どのような研究や実験がそこで行われているのかは謎だが、あまりにも強いプログメアがいるため、今までラグペラント軍もうかつに手を出さなかったようだ。

 ちょっと前にハイブリーダーという新種族の力を得たラグペラント軍は、やっとその重い腰を上げジーナス破壊に向けて一歩を踏み出したのだ。


 今回の依頼は、ある書類をジーナスラボラトリーの中央広間キャンプに届けてほしいとの事だった。

 これがジーナスラボラトリーのマップだ。

 トナカイ鼻よろしく赤い点が、グレートホワイトホーンから入ってきた、スタート地点だ。

 終着点は、真ん中の中央広間だ。


 見てもらえば分かるが、非常に簡単なマップになっている。

 元々研究施設だから、そりゃそうだろうな。

 デカレンみたいに入る度に作りが変わっていたら、そこで働く研究員が迷って出てこれなくなるぜ!



 実際にはまだまだ激戦が続いているジーナスラボラトリーだったが、中央広間は軍が占領しているようで、キャンプがはられている。

 ただ、そこに辿り着くまでの道中は熾烈を極め、その中をつっきりたどり着くのは並大抵の兵ではムリだろう。


 故にレベル250になった上級兵に、この依頼が来るようだ。

 そもそも、無駄な犠牲を出さないように、ジーナスラボラトリーへの入場は250未満の兵や冒険者には禁止されている。


 まあ、デュレプレックすら退けた私なら余裕だけどな!!

 

 ということで、空間移動装置でさくっとジーナスに。

チョーン

 え?

 ホワイトホーンを駆け抜ける絵巻はないのかって?

 それは想像にお任せするよ。

 ハァハァ言いながら、移動装置を起動したんだよ!


 そして中央広間を目指す訳だが、絵巻的に言えば右往左往する冒険譚を書きたい所だが、老獪を極めし私様のとった行動は、

ムテキーング
 レオパルドン : 秘技・石ころ帽子の術!

 誰も気づかれません!!

 それもそのはず、この子足元に浮き出た青色の魔法陣によって、私の姿はプログメアの連中からは見えなくなってる・・・いやさ、気付かれなくなってるのだ!!

 卑怯と言いたければ、罵るがいい!!

 私はロマンよりも実用度重視なのだよ!


 んで、1分後・・

トウチャク
 レオパルドン :  いや〜疲れちゃったぜ〜っ(さも苦労してたどり着いたかのように)。
 居合わせたラグペラント軍別働隊 : (場違いな子供が迷い込んだようだ)


 ふふっ、またラグペラント軍での私の株が上がってしまったな!

 デキる男は辛いぜ。


 無事職員にベリオンから預かっていたどうでもいい資料を渡し終えた私。

 後は、メタウィングをもらうだけだが、またベリオンの所に戻ったらいいんだろうか・・・・

 

 と、

ゴソゴソ

 ポケットの中に、自動的に入っとるやんけ!!


 いったいどういう原理でポケットの中にねじ込んたのかは知らんが、歴史学者ベリオン、相変わらず恐ろしい野郎だぜ。

 敵に回さないように、気をつけねば。

 

 さて、コレ以外にも武器の支給も有るらしいので、さっそく当該係員の元を尋ねた。

 場所はラグラミア神殿近くの英雄の広間にいるオヤジだ。



 ハリーPotter : マルフォイのくせに〜

 誰ですか?!


 なんだかよく分からんが、彼はハリーポッターにハマっているようだ。

 猿の惑星派の私には、よく分からんぜ〜


 無駄話もそこそこに、

 ドラゴンリング+5!


 ネオスネークから、カイゼンやフェニックス、ファルコンまでぶっ飛ばして、いきなり210武器のドラゴンかい!?

 しかも+5まで強化済みとは、大盤振る舞いだぜ。

 私も今日からハリーポッターファンになります!!


 ちなみに、赤字で書いてある通り、このリングはレンタル品で30日しか貸し出してくれない。

 新参の兵士用の練習武器のようだ。

 つまり、この30日間でさらに強い武器を調達しておかないと、蜂のリングに降格されるわけだ。


 相変わらず、ここも金金金か。



 ああ、それと倉庫拡張。

 皆の倉庫人ビビアンの倉庫を30日間拡張してくれるチケットを売ってるようなので、買いだめに・・・


 レオパルドン : またお前か?!
 アーマー : けっ、防具売りだけじゃあ、妹達を養っていけねーのよ!

 な、泣ける話じゃないか。

 その売上、協力してやろう!!


 んじゃ

 この倉庫拡張バッグを30個と、

 さらに、boxのカギももらおうか。


 ん?

 あれ?

 なんかこの倉庫拡張バッグ・・・おかしいぞ?


 薬の用法用量の注意事項をよく見ろ!

 捨てられない。

 売れない。

 交換できない。

 そして、倉庫に入れられない!!


 と言うことは・・・

 このポッケに入ってる30個の倉庫拡張バッグは、どうしたらいいんだい?

 30日に一個しか消費できねーから、ずっとポッケに入れっぱなしにせなあかんやんけーーーーっ!!

 後、900日間、どうしろって言うねん!!!


 スーパー邪魔

 


 3ページしかないポッケの内、1ページが倉庫拡張バッグ・・・だと?

 

 くそう

 ちゃんと説明書を読まずにスマホの使い方がわからねーとか言ってる、おっさんと同じじゃないか・・・


 金持ち故の爆買いには注意しよう。



 せっかく250生誕祭だと言うのに、ご機嫌斜めだぜ!

 

 用済みのアーマーを無視して、立ち去ろうとすると


 アーマー :  ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってお兄さん!!

 

 なんだい、ラッスンゴレライ?


 どうやら最近仕入れたバニーちゃんへのプレゼントも売っているらしい。

 くそう!

 だれでもプレゼントを買えるってのが気に食わんが、だからと言って私だけプレゼントせんわけにはイカン!!

 

 ふむ、これか。

 ならば、これも30個ほどくれい!!


 これだけあれば、バニーちゃんも大喜びでハグってくれるぜ!!


 ってことで、予定を変更して、善は急げでバニーちゃんにプレゼントを持って行こう!

 もうメタなんぞ、どうでもいいぜ!


 バニーちゃんは、ラグラミア神殿のいつものところに・・・あれ?


ファミリー
 レオパルドン : バニーちゃん、久しぶ・・・・?

 バニーちゃんが一杯ですよ!!


 バニーマニアの私様でさえ、これだけのバニーが一堂に会するのを見るのは始めてだ!!

 き、記念に写メ撮っとかないと・・・



 魅惑のバニー : 久しぶりねおチビちゃん。

 バニーちゃんのお姉さんだ。

 数年前に一度あっただけだが、こんなところで会えるとは、感激だぜ!

 ぼかぁ、一日だって忘れたことないけどね!


 だが、今回のプレゼントはお姉さん用じゃないんだ・・

 ゆ、許してくれ!

 この償いは、いずれ私の体で・・・



 そして、

 
 サンタガール : あらボク? 今度は万引きしたの? 

 出た、エセバニー!!

 たしか数年前に・・・あれだ!!カウントダウンイベント〜行く年、来る年〜  で、公式見解ではバニー、でも見た目は別人の謎の女!!

 遂に名前まで、サンタバニーガールに改名しやがってーーーっ!!

 どうせ、バニーの美しさに憧れた娘が整形して近づこうとしたが、医者にバニーと間違えてビビアンの顔写真を渡して失敗して似ても似つかない顔になっちまったんだろうが!!

 私はこいつをバニーファミリーとは認めんぞーーっ!

 

 今日は無視しておこう。

 関わると前みたいに、警察に突出される。


 

 さあ、本命のバニーちゃ・・・

 

 あれ?

 なんか、二重に見えるな。

 再開の感動に涙ボロボロで、目が見えにくいんだろうか・・・


 いやっ!?



 バニーズ : アラアラアラアラアラ

 明らかに、二人が一体化してるぅぅぅーーーっ!!


 どうやら、最近のプログメアとの戦闘で私の頭もおかしくなったようだ。

 これはきっと悪い夢に違いない。

 いや、バニーが一杯いるからいい夢なんだろうか・・・


 プレゼントはやめておこう・・・


 兵どもが夢の跡。

 ポッケには、倉庫拡張バッグと一緒に大量のプレゼントが

 トホホ・・・



 しょげこんで帰ろうとすると、その横で・・

ナデナデ
 カーネル・サンダー酢 : フォフォフォ、良いではないか、良いではないか〜


 バ、バ、バ

 バニーの顔をやらしく撫で回してやがるーーーーっ?!



 イラッ


 


 レオパルドン : 真空・エイ膝蹴り!!
 サンタ : ブベッ

 サンダー酢の股間に再起不能の一撃を食らわせたものの、私の怒りが収まるわけもない。

 ポッケには大量の倉庫拡張バッグが溢れ、渡しそびれたプレゼントが散乱し、脳みそコネコネにより物が二重に見え、エセサンタガールに悪夢の再開し、おまけにじじぃにバニーちゃんを触れさせる大失態!


 失意のスパイラル。

 そもそも今回の主役はメタ羽だったのに、一瞬で脱いで飛天に戻ってお蔵入りという・・・


 訳の分からないまま迷走が瞑想を呼ぶレオパルドンに、次回!

 ハイメタの嵐が?!!!


 


 

  

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