ファッション野郎inChristmas Event 2005

 


 今年は珍しく寒い冬らしい。

 いつものように寒い私のギャグとはひと味違うようだ。


 ニューアースでは相変わらず寒いのか熱いのかよくわからない気候だが、雪と共にジャイアントサンタ、天狗サンタ、雪だるま、サンタソックスの4大災害がやってくるらしい。

 一昨年、雪だるまに会えずソックスにかじられたほろ苦い思いで。

 昨年、雪だるまに会ったと思ったら、らうちゃんの嫉妬パンチで邪魔されたほろ甘い思いで。

 そして、今年!

 去年量産型として復活した天狗サンタとジャイアントサンタのちゃんとした撮影がまだだったので、それが今回のミッションとなる!

 ミチミチミッション、いくぜ〜〜っ!


 クリスマスといえば・・・


 トナカイファッションだぜ!

 そして、クリスマスと言えば、やっぱりプレゼント!

 ミッション中とはいえ、もらえる物を奪い取るのは餓鬼の本能。

 私は本能と女王様に従順な犬でございます。

 


 レオパルドン : やいジジィ、股間を口で噛み千切られたくなかったら、業火で豪華な燃えるプレゼントをよこしやがれ!

 やらしい形のカーソルをサンタさんの股間にロックオンすると、サンタは恐怖に顔もアレも縮こまらせて答えてくれた。



 カーネル・サンター酢 : フォーフォフォフォ、クリスマスプレゼントは「レッドソックス」か「神秘のプレゼント」と交換しておるのじゃよ。

 結構、面倒だな。

 と、グチを言っても仕方がない。

 そのレッドソックスと神秘のプレゼントを探して凍える外を徘徊してみるか。

 


 レオパルドン : さ、寒い。このままでは出した小便が氷になって落ちていくぜ。

 闇に隠れて野糞をしていると、後ろに光る柱が!



 今だ! カメロンがレベル250になりました!!!!

 うお、クリスマスだからか、カメロンもレベルアップしてやがるぜーっ!


 しかし、殺人現場に匹敵するあり得ない光景を目にしてしまった所為か、サンタモンスター達にも会うことはできなかった。

 だが、転んでも100回起きあがるのがファッション野郎!

 


 レオパルドン : トナカイや、さっ、ソリに乗ろう
 蠍座の女 : 神秘あげるから、さっさときえなさいよぉ

 無事に神秘のプレゼントゲットだぜ!


 ふふっ、これでサンター酢のもっているプレゼントを残らず頂いてやるぜ。

 他の奴等に渡してなるものか!!


 先鋒、臭い靴下行きます!

 まっ、これは去年拾った靴下だがな!

 やはり去年の靴下はカビが着ていたようだ。

 サンタのコスプレはいつも着てるからいいんだよ・・・。


 次鋒、神秘プレゼント1つ行きます!

 これは取れたてホヤホヤで、ハエも近づかないぜ!

 うううう、うひょ〜〜〜〜〜っ

 やはり日頃の行いがいいと、こうなるのだ!

 よい子のみんな! 来年までよい子でいるんだぞ!

 間違ってもシンナー入りの袋で風船作ったり、嫁さんを質に入れてプロレス見に行っちゃダメだぞ!


 中堅、神秘プレゼント10個行きます!

トパがトパっと

 と、トパが一杯じゃーーーっ!

 折角かっちょよく神秘を並べてみたというのに、この失態はなんだ!

 ダイヤが出たから良いようなものの、もし出てなかったらおじちゃん泣いて、ママの胸に顔うずめちゃうよ!?


 ちっ、まあいいか。

 結果は随分儲けたからな、ざまあないぜ、サンター酢!


 よしっ、景気づけにモンスターサンタ共を見に行くか。

 腰のベルトの羽が回りハイブリーダーへ進化した私は、夜の銀座を危ないにぃちゃんを避けながら練り歩いた。


 難なく第一のターゲット、確認。

 捕縛します!


パシャッ

 良いSSが撮影できたぞ!

 余はひっっっっっっっっじょうに満足じゃ。

 よって貴様には・・・


 永遠の安息の地、死をくれてやろう。

 行けっ、「鎖骨」!!


 鎖骨 : 神秘の略奪花火っ!
 Mr.ソックス : あっ、いやん・・・

 なんだか、色っぽい靴下だったな。

 しかしイクラちゃん色気づいても、所詮靴下は靴下。私に足蹴にされるだけの存在よ。


 ちなみにこの「鎖骨」はハイブリーダー化した私の相棒として雇った第二のペットなのだ。

 ちょっとカルシウム不足がウィークポイントの活発な男の子さ!

 決して「らうちゃん」があまりにも行儀が悪く、素行が悪く、頭が悪く、言うことを聞かないので、代理に雇ったわけではないので、あしからず。


 さて、無難に人物紹介を終えたところで、次のターゲットは・・・と


 織り姫 : やあ、ダーリン!
 ダーリン? : サマンサ!!

 一年ぶりだぜおっかさん!

 さっそく仲の良い所を、記念撮影しようじゃないか。


 あっ


 鎖骨 : 靴下の略奪花火っ!
 織り姫 : 私たち、別れる運命にあったのね・・・
 レオパル鈍 : またこのパターンかい!

 (おかしい、らうちゃんと違って鎖骨が暴走することはないはずなのだが・・・)

 許せ、織り姫。

 言い訳は来年のクリスマスまでに考えておくから、それまで安らかにお休み^^^

 この靴下も来年まで置いておくから、良い具合に臭くなったのを来年プレゼントしちゃうぜ!


 哀れ今年もネンゴロになれなかった、織り姫&彦星。いや、織り姫&ダーリン?

 鎖骨のリストラも視野に入れながらホリエモンと経営戦略を練って歩いていると、前から失礼な姿をしたバーコードのおっさんと肩がぶつかった。


 レオパル鈍 : よう、おっさん、どこに目ぇつけてんだよ!? ああん?!



 サンタオヤジ : ここじゃよ

 じゃなかった、



 サンタオヤジ : ここじゃよ

 て、てめーはエロサンタか!?


クネクネッ
 サンタエロオヤジ : エロなんてとんでもない、ちょっとカマっぽいだけじゃよ、ドゥフフフ♪
 レオパル鈍 : ち、近寄るんじゃねーーーっ!

 私はオカマとオナベとタワシが苦手なんだよ!


ムフーン
 サンタエロカマオヤジ : そんな邪険にせんでもええじゃろ? ええのんか? ここがええんか?!

 

 ・・・・っ、消えろっ!


 タナカが乗り移ったレオパル鈍 : フハハハハっ、この凡愚めが!

 い、いかん、私までいつの間にかハイパータナカモードになってるぜ・・・。

 これもサンタオヤジの呪いだろうか。


 さて、最後の4大災害は、たしかデータによれば天狗サンタと言ったな。

 妙に色気があったり、鎖骨にやられたり、カマっぽくなければいいのだが・・・。

ダダッ
 天狗サンタ : 飛脚天狗サービスでござーい

 なんだ、あの小躍りしてるチビオヤジは。


ビシッ
 天狗サンタ : お控えなすって、兄さんお見知りおきを!

 ま〜た、妙なのがでてきたよ、これ。

 このまま話を続けるとこっちまで洗脳されるからな、さくっと切り上げてSSを撮るか。



 レオパル鈍 : まあまあ、堅苦しい挨拶よりも、あんた、随分魅力的な長っ鼻だな〜。神聖モテモテ王国だろう?
 天狗サンタ : お、旦那、この鼻の良さがわかりやすか。ノーズイビルの野郎にはいつも嫉妬されてるくらい骸骨魔道士の姉さんからはモてるんでやす。


 が、骸骨魔道士って女だった・・・のか?

 そもそもお前の方がディズニーに出てくる魔女ババァみたいな顔してるぞ!

 

 だ、だめだ!

 このままでは、またこいつらのペースにはまってしまう!

 

 ガタガタ言わずに、隣に並べぃ!


 天狗サンタ : こうでやんすか?

 よし、グーーーーーッド!


 そして、貴様は用済みだ!


 天狗サンタ : あっし、けじめをつけられたんですね・・

 別にお前が悪い訳じゃない。

 だが、私の機嫌の悪いときに、さらに、クリスマスにモてるなどと言う奴に、今日を生きる資格がないだけだ・・・。


 さて、織り姫を除いてた4大災害のSSは撮れたし、今回もボクちゃんのためにやってきてくれた、バニーちゃんに挨拶していくか。

 クリスマス用に帝国(の向かいにある小さなボロ)ホテルの予約も取ったしな!

 とは言え、美人と会うのに手ぶらな男は雑魚のレッテルを貼られちまうぜ!

 苦労してモンスターからゲットした神秘のプレゼントをプレゼントをしちゃおう!

 プレゼントをプレゼントだって・・・プップップ・・・

 え?! 面白くもなんとも無いって?!

 馬鹿目! これは上方お笑いの最新ギャグなのだ!

 とりあえず、笑っとけぃ。


アタック
 レオパルドン : こ、これを受け取ってください、バニ子さんっ!

 ここでバニーちゃんに「これは何?」なんて聞き返す余裕を与えないのが、攻めの恋愛方程式ってやつさ!



 レオパルドン : 生まれる前から好きでした!
 バニー : ?

 ふふふ、相当驚いてるな。

 なんてったって深夜の怪しいテレフォンショッピング番組を見逃し、徹夜して考えた決め台詞だからな。

 さあ、このまま何も考えず、私の胸にカムヒヤ〜〜〜〜!


バニー心の声
 (な、何よこの色ガキ。言ってることも納豆くらい臭いけど、プレゼントもみみっちくてセコイヤチョコレート)
 (そもそもこれってプレゼントをもらうための引換券みたいなもんだから、中身空っぽだし・・・。)
 (この・・・ド糞ガキめぇぇぇぇぇぇぇ)


バギョッ
 バニー : クリスマスプレゼントのお返しよ、七面鳥も嘶くターキー&翼裏ビンタ!!
 レオパルドン : あっ、バニーちゃんの手、あたたか〜〜〜い。この顔はしばらく洗わんぞ〜!

 想像を絶する裏ビンタの威力に、手の甲か平かもわからなくなってしまったレオパルドン。

 ナルト混乱してる間に、とばされたその先は・・・


バシャバシャ
 レオパルドン : ああ〜ん、滝&翼、つめた〜〜い。 お師さん、もう一度ぬくもりを〜〜〜っ!

 「冷めた〜ハートじゃ、愛せやしない〜」と歌詞が頭をよぎりながらも、失意の冷凍シャワーを一杯浴びたレオパルドンでした。

 こ、こんな事くらいで、私は諦めんぞ〜〜っ!

 来年は最上級の口説き文句で誘ってやるぜ!

 リメンバーーーミィィィィ!


 とはいえ、今年のクリスマスを一人で過ごすと孤独死しそうなので、街頭に取り残されていた織り姫No13とらうちゃんを引き連れ、デカルディのダンスホールへ繰り出すのだった。


 レオパルドン : 踊る阿呆に見る阿呆・・・楽しいね〜(バニーより格が落ちるよな〜;;)
 らうちゃん : アタシの出番はこれだけ?! え?! ギャラは?!
 織り姫 : ダ〜リン、もっと踊るだっちゃ!
 後ろで恨めしそうに眺める鬼目 : 美女二人もはべらしやがって、ドふざけやがってーーーっ!

 織り姫のキャラがおかしいのもそうだが、鬼目よ、一つだけはっきり断っておこう。

 お前の美女の基準は何色だーーーーっ!!

 こうして鬼目に女を見る目って奴を講義し続ける、クリスマスの夜でした土佐犬。


 皆さん、良いお年を!

 そして、良いお年玉と愛と勇気と友情とプレゼントと温もりとお金と風邪薬と・・・何でも良いから私にくれーーーっ!



 

  

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