サンタガール ： ハ〜イ♪
ファッション野郎inカウントダウンイベント〜行く年､来る年〜
人生には、いくつかの大きなぬり「壁」があると私は思う。
その「壁」を乗り越えて、男は強くなるのだと思う。
そして、２００X年初頭。
私はその「壁」にぶち当たっていた・・・。
サンタガール ： ハ〜イ♪
あんた、誰やねん？！
私の超能力で、少し時間をさかのぼって話を進めよう。
その日は、2006年12月31日の大晦日。
みんなが年越しソバを食いながら、行く年来る年を見ながら、除夜の鐘を叩き割りながら、最後の晩餐を楽しんでいる時、
ｾﾝｿｳ
レオパル鈍 ： オラーっ！ MPK魔が！
魔Jr ： ド腐れ外道がっ！
我々エタカ星人は、相変わらずラグラミアで暴動行為を行っていた。
こんな奴、天敵じゃねー！
今年も食らいついてくる、ただの疫病神で貧乏神だ！
そう、我々はGMイベント「カウントダウンイベント〜行く年来る年」に参加すべく集まった、超が100個くらいつくほど暇人オール・ザ・ピープルなのだ。
ﾅｯﾁｬﾝﾊﾈ
な、ナツヨ？！
君に会うのは何年ぶりくらいだろうね。
そもそも、エタカ調査団の面々は、誰しもジャイ子過ぎて、顔を出さなすぎ・・・。
で、彼女が来たのは、
ｼｮｳｹﾞｷﾉｼﾞｼﾞﾂ
教授は行方不明で、15少年漂流記中らしい。
そういえば、そんな設定だったな。
来年は、エタカ教授探索イベントがあるそうなので、ヨダレを垂らして楽しみにしてましょう。
で、エタカ調査団の他の面々は、他のサーバーに行っているようだが、唯一くせ者のツユタロウだけは、
どっちやねん！！
除夜の鐘を突きながら、家で紅白歌合戦を見てるのか？！
いや、待て！
そうか、ツユタロウの家はその地域でも有名な資産家で、とてつもない豪邸に、とてつもないごっつい犬に、とてつもないでっかいプールに、とてつもないだだっぴろい庭に、とてつもないうるさい鐘が備え付けてあるのだ。
その横には、紅白が見れるようにテレビが設置されている。
この状況なら、同時進行は可能だ！！！！
さすが私様、2006年もさえてるぜ！
ナツヨ ： アウツっ！
心配するな、私は毎年婚期を逃しているよ＾＾＾
お互いの婚期について語り合おうと思ったが、バニーににらみを効かされていることに、ハタと気がついた。
男のスルーの仕方を知り尽くした、恐るべき女、ナツヨ！！
おそらく、多くの男共を闇に葬ってきた強豪に違いない。
しかし、彼女のドSはまだまだ収まらなかった！
詐欺を見抜かれ、告発される魔Jｒ氏。
スドウ？！
ディレクターまでもが、やり玉に！！
来年のボーナス大丈夫か、ナツヨ？！
まだまだ彼女の暴走は収まらない！！
ｸﾏｰ
変なクマ軍団を配下に置こうと企むナツヨ。
怖いモンなしかよ、この女！！
ﾐﾄﾞﾘﾉﾀﾇｷ
あまりの恐ろしさに、ハンマブリが真っ緑になり、私もハイパータナカモードに・・・。
やべえ、ハイブリが元お茶目エイディアの改造人間だってのが、良い子のミンナにばれちゃうぞ！！
と、ナツヨの大胆パンチラをドキドキしんがら、見ていると・・・
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｷﾞｬｰﾝ
あけましておめでとう！！
ナツヨ・・・、めでたくてもディレクターに突っ込み入れてるんだな。
ディレクター・スドウ ： あはは、ナツヨ、今年の査定楽しみになっ！
目が笑ってねーよ！！
ナツヨ、もう、二度と会えないかもしれないね・・・・南無っ！
そして、2007年1月X日。
年が明け、ラグラミアに新たな日が昇る中、私様は新しい衣装で現れているという伝説の歌姫、サンタガール（バニーちゅぁん、特別ヴァージョン）を探しに、愛の茨道を歩いていると、
ｽｶｰｰｰﾙ
白衣の天使 ： わたすって綺麗！ｗ
全然白衣の天使じゃねーーーし！！
それに、わたすって何よ、わたすって！！
田舎っぺ大将丸出しですよ、お嬢さん！？
し、しかし、このお嬢さんの「綺麗？」に私はなんと答えたらいいのだ。
恋の狩人と呼ばれた私でも、このお嬢さんの問いに、うまく答えられる自信のカケラもない！
正直に言った方がいいんだろうか・・・しかし、それではお嬢さんを傷つけて、自殺においやって、橋から飛び降りようとする彼女を助けて、そこから恋が始まってしまうような気がする・・。
だ、誰か助け・・・おお、お前は？！
魔jrの懐刀 ： きえーーーっ！
レオパル鈍 ： 良い所にわいて出たな、MPK野郎！
よし、こいつらとじゃれ合う事で、とりあえず話をそらそう！
たまにはMPK野郎も役に・・・、
ﾄﾞｹﾞｼｯ
変態クマ仮面で、キモイんだよぉぉぉーーーっ！！
魔氏をたたきつぶした後、ふと100円が落ちている気がしたので、下を見上げると、そこにはっ！！
ﾓﾓｰﾝ
なんだ、この生き物は？？！！！
未知との遭遇2007！！！
ゴジラが始めてモスラの幼虫を見たときの衝撃を、私は今、味わっている！
食われる前に、逃げねばっ！
ささっ
ﾇ?
クマパルドン ： なんだ、視界がおかしく・・・クマフィルターか？！
強制クマ地獄に落とされたレオパルドン、改め、クマパルドン。
いや、私だけではない。
周りも、結構毛だらけ猫クマだらけだ。
ノロウイルスだけではなく、クマウイルスも流行っているようだ。
しかも、マントの下で雨宿りができるくらい、進化したぜーっ！
このマントもクマウイルスだろうか？！
数々の難関を突破し、やっとサンタガールの居るビビアンスー庫前に来た、クマパルドン。
しかし、彼の節穴眼前には、想像を絶する光景が手ぐすねを引いて待ち受けていた！！
ﾓｼﾞｬｰ
なんじゃこりゃーーーーっ！！！
見慣れねーねぇちゃんが、量産型ザクしてるぜ！！
ザクとは違うのだよ、ザクとは！！
ﾄﾘｱｴｽﾞｸﾄﾞｲﾄｹｰ
クマパルドン ： ザクちゃん、僕レオ、ﾖﾛﾋﾟｸ〜
ザクちゃん？ ： ﾌﾟｲｯ
0．1秒！
振られのギネス記録更新ですよ！！
バニーちゃんやカツミちゃんやビビアンちゃんや筋肉ガールちゃんやアキミちゃんやナツヨちゃんやプリ助でさえ、もう少し持ちこたえて来た、恋の狩人の私がっ！！
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
うぉのれーーーっ！
あまりの事に、私のモヒが当社比1．2倍くらいのび太君だぜ！！
ｸﾞﾌｯ
グーグーガンモ ： オイドンの鼻の下も1．2倍たい！
お前はアゴが猪木の1．2倍の間違いだろう！！
はぁはぁ、そうか、ここまでサンタガールとの対面に邪魔だてが入るのは、いつものプレゼントを持ってきていないからだな。
そうだ、確か去年は、サンタじじぃの言うとおり、神秘のプレゼントをバニーちゃんに渡したんだが、中身が空っぽでターキー＆翼裏ビンタを食らって、ずいずいずっころばしごまみそずい、ちゃつぼにのまれて、どっぴんしゃんぬけたらどんどこしょ、になったんだった。
歌詞の意味はさっぱり分からんが、こんな気分に去年はなったわけよ。
丁度良い、私を騙したカーネルサンター酢へのテロ報復も兼ねて、中身の詰まった神秘のプレゼントをゲットしてから、清い心で改めてサンタガールにアタックNO１するか。
ｼﾞｬｷｰﾝ
クマパルドン ： やいジジィ、この一瞬でまな板も千切りにできるブルカンリングで、股間を輪切りにされたくなければ、脳みそという名の中身の詰まった頭・・・いやさ、中身の詰まったプレゼントをよこしなっ！！
カーネルサンター酢 ： こ、今年は去年の4大災害にくわえてトナカイが増え、5大災害がおるんじゃ。そいつらの股間を輪切りにすれば神秘のプレゼントが必ずゲットできるのじゃよ、フォフォフォFO
何がFOなのか分からんが、まあ、去年と同じく災害連中をぶちのめせば良いんだな。
もし、偽情報を掴ませやがったら、テメーのケツの穴にビッグコブラ突き刺すからな！！
去年に続いての災害狩りなので、私のハンター能力は格段に上がっていた。
ﾋﾟｷｰﾝ
目標ﾊｯｹﾝ！
奴は、確か、妙なミエキリをしてた天狗サンタかっ。
ﾔﾛｰ
クマパルドン ： やいっ、そのごっつい袋の中から、ごっつい神秘のプレゼントをよこしなっ！
天狗サンタ ： 兄さん！ 今年はボーンソーサラーの姉さんにモテモテ王国のこの奥さんメロメロの鼻をごらんくだせぇ！
って、どこに鼻、突き刺してんだよーーーーっ！！
私様のあそこが、てめーの鼻と一体化したらどうすんだ？！
ｼﾈｨ
クマパルドン ： クローーース
ビッグ・ザ・武道 ： ボンバーーーーっ！
クリスマスにモテる男は嫌いだって、言ってんだろうがよ！
ったく、このプレゼントは慰謝料として、私が没収します。
幸運にも5大災害の一人目でプレゼントをゲットした私様。
しかし、一つでは心もとないし、後何個か仕入れておくか。
さらに探索をするクマパルドンの足下から、なにやら生暖かい物がせり上がってきた。
ｸﾏｯｸｽ
クマックス ： ２神合体・ゴットマーズ！！
・・・っ！
クマパルドン ： 私様の肌に触れて良いのは、かわい子ちゃんだけだっ！
Mr.ソックス ： あ、だめ、そこっ〜
いや、だから、声がかわいければ、良いってもんじゃないのよ・・・。
さて、次はドイツだ、私様は逃げも隠れも女湯を覗きもせんぞっ！
ｼﾞｭﾊﾟｯ
ルドルフ ： キシシッ、オレのジャブを食らってみな、力石っ！ それ明日のためにその１！
な、なんだこいつは・・・。
そうか、こいつはサンター酢が言ってた、今年から5大災害に加わったルドルフって野郎か。
ったく、チマッキーといい、最近の新人は、先輩に対しての礼儀作法がなってないな。
しつけという名の肉体的体裁が必要と見た！
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
クマパルドン ： ビッグ・ザ・武道！！ かねてより研究中のアレを試すぞ！
ビッグ・ザ・武道 ： はっ（アレってなんだっけ・・・）
ルドルフに告ぐ ： キシシッ、2対１とは、墜ちたモンだな、カーロス・リベラっ！
ダンシングフラワー、カモーーーーン！
ｼﾝｶﾞﾀ
パッ君 ： ニュー・・・っ
ビッグ・ザ・武道 ： クロス〜〜〜〜〜
クマパルドン ： ボンバーーーっ！
「3対1とは、てめーそれでも男かよぉーー、ホセ・メンドウサーー」
って声が聞こえた様な気がしたが、勝てば良いんだよ、勝てばなっ！
ちなみに、このパッ君は、yhooオークションで手に入れた中古ダンシングフラワーの生き残りだ。
昔はスーパーマリオの土管の上でブイブイ言わせていたやり手を、200円で引き抜いたわけだ。
さて、不本意だが落としたグリーンサンタ服をもらっておくとするか・・・
ﾎﾟﾃｯ
なんか罪悪感の残る亡骸だな。
いや、私は鼻くそほどの罪もない。
彼は、天に召されるべくして召されたのだ。
さらば、雑魚（とも）よ！
と、そこに、嫌な笑い声が・・
ｸﾈｯ
サンタエロカマオヤジ ： ドゥフフフ♪ ええのんか？ ここもええのんか？！
助さん＆角さん ： ご隠居、おたわむれをっ！
てめーのエロは、1年たっても直らないのか！？
しかも、部下まで連れやがって、エロトリオめ！
エロは世界を救うというが、貴様のエロは低俗過ぎて、自分も救えねーっ！
そんなエロには、私のガンジー殺法最大奥義・・・
ｷﾞｮﾊﾞﾍﾞ
クマパルドン ： ファッション４メーション（ただのリンチ）！！
サンタエロカマオヤジ ： くせ者じゃーっ、そら出合えーーーっ、出会え系サイト〜〜〜！
情けない辞世の句だったな・・・
だが、ケチなことにこいつも神秘のプレゼントをよこさないな。
もう一つくらいはプレゼントがほしいのだが・・・
かくなる上は、織り姫しかいねーっ！
去年プレゼントをあげるとか言っていたような気がするが、上げる女性が多すぎて、織り姫の分まで考えてる余裕は受験生の私にはなかったのだよ。
できれば、顔を合わせたくはないのだが、1年に一度のミルキーウェイ。
すれ違う愛もまた一興！
ビッグ・ザ・武道 ： クロスボンバーっ！
クマパルドン ： 気付く前にマスク狩り！ 許せ織り姫、来年こそは私の愛の全てを込めたダーリンケーキでも手作りするぜっ！
などと全く思ってはいないのだが、全てはバニーちゃん改めサンタちゃんのグラスハートをゲットするためなのだよ。
我が団のモットウは、すべてはバニーちゃんのためにっ！
かくして神秘のプレゼントを２つ手に入れたクマパルドン。
真っ先に向かった先は、もちろん、バニーちゃん改めサンタちゃんの待つ女の花園だった。
ｾﾞｯｹｲ
クマパルドン ： すべての男がひれ伏す、この御美足！
ﾎﾞｲｰﾝ
クマパルドン ： ビームですべてを焼き尽くす、このバスト！
ﾊﾞﾆｰ?
クマパルドン ： すべての愛情を独り占めする、このお顔・・・あれ？
はい、皆さん、ご一緒に！
あんた、誰やねん？！
ｾﾝｾｰ
これが我らが永遠のウンコをしないアイドル、バニーちゃんですよ。
ｻﾝﾀｰす
これが、今回のサンタファッションのバニーちゃん・・・・？
たしか、公式発表では、
この季節限定のサンタガールの衣装を身にまとった「バニーガール」
と、記してある。
彼女は間違いなく、バニーちゃんのハズだが・・・どう見ても別人。
ほら、髪型までちゃうぞい！
おのれーーーっ、偽者めーーっ！
このレオ様を謀ったのか？！
海賊版を路上で販売するのは、立派な犯罪だぞ。
貴様の様な不埒な輩は、私の一文字キックでっ！
ｶﾞｼｯ
クマパルドン ： 一文字キーーーック！
サンタガール ： （ガシッ） 甘いわっ！
な、な、な、なんだってーーーっ！
アンディ・フグ直伝の私の足技を、難なく受け止めるとは・・・、この女、出来杉君！
しかし、バニーちゃんなら、ここですかさずカウンターが飛んでくるのだが、この女は私の愛を受け止めるだけ・・。
バニーちゃんじゃないのか？！
ｳｴｰﾝ
サンタガール ： いい、ボク。 痴漢はれっきとした犯罪なのよ。 駅員さん呼んでちょうだい。
クマパルドン ： いや、痴漢やってないし・・。冤罪じゃーーーっ！
クキーーーッ、バニーちゃんはこんな性悪じゃないやい！
このまま泣き寝入りしては、本当に痴漢にされてしまう。
せめて一矢むくいねば、死んでも死にきれぬっ！
チラッ
クマパルドンは禁断のスカートの中身を目撃すべく、かがんでみた・・・そこにはっ
空だ・・・サンタガールのスカートの中には、悠久の青空が広がっている！
これが、女体の神秘なのか？！
これが、女の花園なのかっ！？
その後、私様が気がついたときには、目の前のカツ丼と、ライトがまぶしい狭い部屋で、尋問を受けている正月だった。
それはそうとな・・・
不器用の拳とかいうふざけたコミックスのお陰で、知らない人から私はジャギとか呼ばれているらしい。
私はジャギなのか？！ サンタガールはバニーちゃんなのか？！
タマゴが先か？！ 鶏が先か？！
もう、何を信じて良いのか分からないよ・・・パトラッシュ・・・
新年早々、失意の肥だめに沈んでいくクマパルドンでした。