ファッション野郎inタイハイム 蜘蛛ダンジョン・デカドン
謎の白魔道士から、デカドンダンジョンでのIron Bug(鉄虫)討伐を無理矢理やらされることになった私。
報酬100ライムとか言う、近所の自動販売機のお釣り受けを探せばすぐにゲットできそうな金額で、私を釣ろうと言うのが気に入らない。
私が集めなければならないのは、遙かなるオーガスタの90万ライムだぞい!!
そもそも、なんでデカドンなんてトップガンでデンジャー・ゾーンが流れそうな危険地帯に、か弱き私が派遣されねばならぬのだ?
白魔道士 : 私は花火や個人商店アイテムを製造、卸、仲介、販売、騙し・・・ゴフォゴフォ、を行なっているのだが、主に個人商店を作成するのに、鉄虫のあの強靭な殻が必要でな。 ぜひともそれを取ってきてほしいのだ。
・・・
個人商店の成分が、主に鉄虫・・・だとっ?!
=
図解 ネーちゃん=鉄虫
そんな馬鹿な!
いや、これこそ、考えるな、感じるんだ! の精神だ。
きっとネーちゃんが持ってるSELLの看板だ!
ラグラミアの糞ガキ共のいたずら書きを未然に防ぐため、あれは木製と見せかけて、実は油性マジックをも弾き返す鉄虫の殻で出来ているに違いない。
そーだ、カルピスそーだ!!
と、一人で納得したところで、私は蜘蛛ダンジョン、デカドンへ向かうことになった。
え?
報酬100ライムの件はいいのかって?
エタカ時代の私にとってはデカドンはホームグランドと言えるほど、目をつぶっていてもマスターカーバルの部屋に辿り着けるくらいに、よくご存知のダンジョンなのだよ。
あそこに出てくる、鉄虫や、ハルファー族、蜘蛛族はウジャウジャ出てくるせいで、狩りまくることで結構ライムと貯金魚が貯まるのよ。
90万まで貯めてやろうじゃないか!!
レオパルドン : しかし、デカドンも久しぶりだな。 どこだっけか?
地図を見るに、真ん中のロストーレルム城(現在地)から南東にある赤丸先生が、蜘蛛ダンジョンデカドンだ。
ここで、いつもの良い子のための、デカドンウンチク講座!!
デカドンが4階建ての石造作りなのはみんな知ってるだろうが、一応由来関係をさっきの白魔道士から聞き出している。
元々はデカドン族の英雄ガルバハドとか言うおっさんが住んでいた地下4階に渡る建造物だ。
ブルカン族との最終決戦時、デカドン族は英雄ガルバハドの心臓が奪われることを危惧し、心臓を封印し、建物自体を別次元にワープさせてしまったため、このダンジョン自体は姿を消していたらしい。
しかし、プログメア族の侵攻とともに、再び姿を見せた意味ありげな演出のデカドンダンジョン。
元々廃墟となっていたデカドンには、主に戦闘用に訓練されたクモ型モンスターが無許可無家賃で住み着き(蜘蛛ダンジョンと言われる所以)、VSブルカン族のために防衛用に召喚したポケットモンスターのハルファー族とカーバル族が、今でも徘徊しているという。
そして、英雄ガルバハドの心臓を封印されたのが、我らがデュレプレック大先生と言われている。
ちなみに、現状のデカドンダンジョンのB4Fの405号室にお住まいのデュレ様は、未完全体らしく、完全体になるにはガルバハドの心臓が何らかの関係を持っているものと思われる。
きっとこれを読む前のエイディアたちはこう思っていただろう。
僕達がおっきくなれば、立派なカーバルおじさんみたいになれるんだ♪
私にもそんな風に思っていた時期がありました。
まあ、余計なことまで聞いてしまったが、今回の私の任務はデュレ様や心臓ではなく、1Fで蜘蛛とフォークダンスを練習している鉄虫という雑魚を始末する事だ。
ま、余裕のよっちゃんよし子ちゃんってところよ。
ホストたけし : 今日の晩御飯はハンバーグだから、早く帰っておいで〜
レオパルドン : は〜い
って、私様がハンバーグ如きに釣られると思っているのか?!
私の好物は、うな重だ!
特盛用意しときな。
ということで、南東に舵をとったレオパル号。
まずは、影の渓谷と呼ばれる、デカドンに続く谷間をグングン進んでいく。
途中に男爵ディーノや鬼目君が徘徊しているが、
ボクコドモ
レオパルドン : (紫のリングをシェイクしながら)近づく前に殺る!
鬼目 : 俺のキックが届かね〜。 卑怯だぞ!!
何度も言わせるなよ、それを老獪と言うのだ!
私は影の渓谷をそのまま素直に直進するほど純粋無垢なガキではないので、ショートカットして渓谷と金の切れ目から次の渓谷へダイブしていった。
バンバーン
闇兵士 : そこのエイディア、手を上げ・・・
レオパルドン : 殺られる前に殺る!!
相手がプログメアの尖兵であろうが、ラグペラント軍の同僚だろうが、私に銃を向けることはオバマ大統領に水鉄砲を向けるのと同じ結末が待っているのだ!!
鬼目の時と同じように「紫とホモの吐息」で闇兵士を永遠の寝坊助に誘ってやると、
ポト
闇兵士 : 豚の貯金箱が・・・
レオパルドン : それでも割っちゃうの?僕の事・・・ I'm lovin'it
Copper Boxだと?
直訳すると銅箱・・・エタカで言う楽園や混沌の宝箱っぽいな。
確かカギがないと開けれないはずだが、あれは課金アイテムだし、エターナル無課金でたかり屋の私には、一生中のブツを拝むことは無さそうだ。
とは言え、ほっとくのも勿体ないので、しっかり頂いておくとしよう。
闇兵士 : そのツボは・・・いい物だ・・・
知らんがな!
さらにショートカットを進めていくと、
雷電兵士改め、電撃シザーズ改め、ブレインウォーリアー(脳みそ戦士?) : このシザーハンズで、そのちょんまげもらった!
鬼目 : このガキが暴れないように、ガッチリ抑えておきますぜ、旦那!
なぞの連携技を仕掛けてきたデカルティブラザーズ。
鬼目はともかく、この床屋にしか就職できなさそうな脳みそ戦士は、その雷撃ほとばしる両手の高枝切りバサミ(別名・銀翼の杖)で猛威を振るう、初心者キラーなのだ。
私もエタカ時代(正式にはまだラグハイムだったころ)に、死ぬほど死なされた記憶があるよ。
ちなみに、なぜか卵生の生物。
だがしかしっ!
私もあの頃のチャイルドプレイな子供ではないぜ〜っ。
あの頃の私の敵を迎え撃ってやるぜ!!
パチパチパチ
雷電兵士改め、電撃シザーズ改め、ブレインウォーリアー(脳みそ戦士?) : 必殺、電撃プレイステーション!!
鬼目 : 旦那ぁ〜、相手、あっちあっち。
レオパルドン : バカを横目に、殺る!
どうやら、脳みそ腐った戦士だったようだ・・・。
だから、あれほど変な占い師の言うがままに改名したら、お笑い芸人として売れなくなると助言しておいただろうに・・・。
可哀想な落ち目芸人の二人を置いて、再び影の渓谷へ戻ってきたレオパルドン。
ショートカットは完璧だったから、そろそろデカドンの入り口が見えそうだが・・・
ウッキラー改めグロム : 待て待て〜
レオパルドン : 待てと言われて、待つ奴はいない!
ルパンだって、銭形警部に「待て〜ルパ〜ン」って言われて待ったことないだろうよ。
と、グロム共を振り切ろうとしたが、さすがに日々筋肉を鍛えているだけあって私に追いつくグロムたち。
ちなみにこのグロム・・・絵巻でもよくウッキラーと表記しているが、昔はウッキラーという素朴な若者だった。
プログメアに改造されパワーアップしたわけだが、その前から落ちている物を拾って装備する癖があったらしく、その重量から筋肉が発達したらしい。
つまりドラゴンボールで言う所の亀の甲羅理論を実践していた訳だ。
ウッキー
グロム : 観念して無縁仏になりやがれ!
レオパルドン : 逃げられた嫁ならいるから、無縁じゃないやい!
とは言え、いくら私がエイディア村のソロ活動一騎当千とよばれていても、これでは多勢に無勢ではないか・・・
グワァ
グロム : モンゴリアン・チョップ!!
レオパルドン : なんのっ、タイガーアパカッ!!
くそう、後50歩100歩くらいでデカドンに辿り着けるというのに〜
ここまできて勿体ないが、期間装置(ロストーレルム城にワープできるナイスミドル)に手がかかった所で、なにやら向こうで銃声が!
エングン
謎のDoomLin : 助太刀するぜ!
と言ったかどうか、定かではない。
何せ、日本人では無さそうだったので、
これで通じるだろうか・・・?
DoomLin : np:)(ノープレブレム:いいってことよ!)
爽やかにグロムを蹴散らしてくれた戦士に感謝し(横打ちじゃないのかって? ここは日本じゃないのでそう言う常識は通じなかった!)、早々にデカドンに向かう。
やっとデカドンの入り口の蜘蛛の巣前にたどり着いた私。
さっき助けてくれた人もどうやら目的地はデカドンだったらしく、私が入る前に急急と入っていってしまった。
ここ、正面入口からは分からないが、上空(影の渓谷の崖の上のポニョ)から見ると蜘蛛のオブジェがくっついているので、蜘蛛ダンジョンと呼ばれるのがよく分かる。
まあ、目の前にデケー蜘蛛の巣があるし、そもそも蜘蛛ダンジョンっていう名称は、中に入ると、結構毛だらけ猫蜘蛛だらけだからだ。
まあ、とりあえず川口探検隊の様に勇んで入ろうではないか!
ヒュン
レオパルドン : 川口浩が〜洞窟に入る〜♪ カメラマンと〜照明さんの〜後に入るぅ〜♪
デカドンよ、私は帰ってき・・・・
グザッ
レオパルドン : ギャーーーーッ!!
どういうことだってばよ?!
ワープしたら大体安全地帯で玉置浩二な場所に安心して出れるんじゃないのか!!
なんで足元に蜘蛛怪人がおるねん!
入室直後、いきなり死を迎えてしまった私様。
まずはこの御礼をたっぷりしてやらないとな〜っ
スパディ
レオパルドン : よくも私様を殺してくれたな!
屁ブロッサム : 侵入者アリ、新入社アリ
貴様らごときが私に歯向かおうなどと、一万年と二千年前から早いわ!!
ブロッサム(チビ蜘蛛)とヘブロッサム(赤蜘蛛)をしばきつつ、鉄虫の場所を聞いていると、どうやらその鉄虫ってのはこの蜘蛛共の主食となっているらしい。
なんと、ブルカン族に敗退したデカドン族がいなくなり取り残された蜘蛛共は、廃墟ならどこでも現れ食らっているラグハイムの掃除屋と呼ばれる鉄虫を食べて生きてたようだ。
泣かせる話じゃないか・・・
って、今回のターゲットをミスミス食べられてはタマランチ会長!
蜘蛛共を振り切って急いで鉄虫を探すと、
レオパルドン : 見つけたぞ〜こいつ〜
ブロッサム : 食事ノ邪魔ガハイッタ・・・
邪魔なのはお前たちの方だ!!
快調に蜘蛛の子を散らすように蜘蛛を追い払ってから、鉄虫に攻撃を仕掛けると・・・
いきなり、呪われ鉄虫に遭遇!
さすが川口探検隊のあざなは伊達じゃないぜ〜
さっさと倒して、他のモンスターもゲットだぜ!
ガード
呪われ鉄ちゃん : キィィィ、前の鉄ちゃんが邪魔で攻撃できないキィ〜
そう・・・、目の前にいるモンスターを盾に、後方のモンスターを殴りたい放題にする、この技!!
これこそ、伝説のヴォルペンシールドだーーーっ!!
解説しよう!
ヴォルペンシールドとは、
By 旧デカレン
こういう状態の事を言う。
ヴォルペン(現:ウルバン)の攻撃力の無さを利用し、彼をシールド代わりにしてカン(現;ジャック)を近寄らせずにアタックするという、遠距離恋愛攻撃が可能な種族のみに与えられた、究極の戦法なのだ!
もちろん、カン以外にも荒暴骸骨やカラスジャッカル君でも可能だ。
当然エタカで血の滲むような努力の末に会得したこの戦法も、今の私にとってはお茶の子さいさいにできるわけよ!
ギュワー
呪われ鉄ちゃん : 前の人っ、早くどいて〜〜〜キィィ〜っ
結局、高貴なるレオパルドンの体に触れることなく、呪われた魂のフルランから開放された鉄虫。
報酬の100ライムも、頂きだぜ!!
コレを皮切りに、デカドンのモンスター全てを根こそぎジェノサイドしてやるから、待ってろよ!!
ガンジー殺法を得意とする私が、珍しく殺気立っていると、
ふと足元を見ると、他にも戦利品が転がっていた。
ポテロング
レオパルドン : 今度は銀色か・・・。こいつは金目になりそうだぜ、ケケケ
さっきの銅箱と一緒で、拾えるものは拾う、無いものは拾わないのが私の流儀だ。
きっと池に普通のブルカンの斧を落とした後、女神様が現れて貴方の落とした斧はどっちですかって、ブルカンの斧とヘイムダルを持ちだしても、両方私のって答えるよ。
いい物拾ったし、近くの交番からポリ公が出てきて没収される前に、さっさと期間装置を押した私様。
まずは売店でポットを補充し、更なる殺戮の館へ・・・
ヒュン
レオパルドン : やいダンジョン商人! シャケおにぎりとミルクセーキを・・・
ギャーーーーーッ!!
この商人前の安全地帯こそ、まさに、殺戮の館だったぜ・・・、ガクッ
数日後。
無事鉄虫の殻を白魔道士に渡すと、商店の出し方を教えてくれた。
まあ、その辺にゴザ引いて座るだけなんだが・・・・
で、折角なので闇兵士をして「いいツボ」と言わせた、銅と銀のボックスを売りに出してみようと思う。
その辺に変に座っている競合他社の商店を覗いてみると、どうやらこのボックスは、銅のは5万ほど、銀のは、な、な、なんと! 30万ほどで売れるようだ。
そんな値段で売れてしまったら、一気にモヒカンレベルまで達してしまうぜ!!
てことで、早速売りに出してみると、
あっさり売れました。
しかも、10分ほどで!
さすが早い、安い、うまいと定評のある吉野屋だぜ。
そして、さらに数日後。
そこには、ポケットの中に入りきれないほどのモヒを抱えたレオパルドンの姿が!
ジャーン
ちゃっかり、モヒカン、ゲットだぜ!!
ついでに、レベルも50になったので、純潔無垢エイディアもゲットだぜ!!
フヒヒ・・・ヒヒヒヒ・・・・
しかし彼は気づいていなかった。
モヒカンだけに目が眩み、さらなるお宝と呼ばれる、「漂亮の羽」や「サッカーシューズ」を手に入れなければならないという無限地獄に足を踏み入れてしまったことを・・・。