ファッション野郎inタイハイム バトル・オブ・キング・バトル・ジャイアント

 


 みんなは忘れているかもしれないが・・・・


 私は一応ファッション野郎である。


 日々ファッションを研究し、探求し、追求し、死するのが私の使命と心得ている。


 日本では「町で見かけたファッション野郎」と題して、見知らぬ男女の間を割って入り、あまつさえ下着の色まで聞き出すという暴挙に至っていたが、タイでは言葉のベルリンの壁も厚く、遠目に他人のファッションを眺め、カメラに収めるしかできなかった。

 

 

ピエロナオトコ

 これは、日本ではGMのみが着ることの出来た、ピエロ衣装だ。

 卵を割ったら双子だったくらいの確率でたま〜〜〜〜に見かけるのだが、さすがに皆一式装備で、これをファッションに取り入れようという酔狂な奴はいないらしい・・・。

 

ニョーン

 こちらは高レベルの変人にのみ着ることが許されたプリアリ防具だ!

 私も着ては見たいが、なにせ引っ込み思案な私のこと、レベルが300ほど足りない。

 それに、後ろから可愛い子ちゃんの背後霊がもれなく付いている防具なんぞ、いるか〜〜!



 そんなこんなの中、外国人相手に「町で見かけたファッション野郎」の声をかけるわけにも行かず、新企画「町で見かけた日本人」でもやろうかと思っていた私の足元に忍び寄ってきたけしの挑戦状があった。


ド~ン

 そう、それがこのバニーちゃんからのお仕置きメールだった・・・。

 

 ほとんど自力以外で手に入れてプレゼントしたと言う事実がバレてしまったGreenBudのせいで、こんな嬉しい・・もとい、悲惨なお仕置きをもらう事になってしまったレオパルドン。

 

 駄菓子菓子!!

 なぜ故にバトルジャイアントなんだろうか?

 確かに私的には以前髑髏ダンジョン デカレンに向かう途中でバトルジャイアントにトチ狂ってフレンド申請したら断られてしまった経緯もあり、野郎の右腕のペンチに落書きでもしてやりたい気分ではあるが・・・


 バニーちゃんとバトルジャイアントとの間の因縁が分からぬ・・・。

 まっ、まさか・・っ!

 バトルジャイアントの野郎は、バニーちゃんの元カレだったんじゃないだろうか?!!!!

 元カレと今カレ(私)との力の差を見極めるための試練ではなかろうか!!

 それとも私の右腕もサイコガンにして来いって事なんか?!

 いやいや、バトルの様なでっかい男が好みなのか?!!

 エトセトラ、エトセトラ・・・


 

 しかし、悲観ばかりする事はなかった。

 この依頼、翌々夢々じっくりどっさりと見ると、なんとクリアするとオパールがもらえるじゃないか?!


 スイート10ダイアモンドに続き、丁度10月の誕生石のオパールを私様にプレゼントしてくれるって事は、やっぱりバニーちゃんは私の事を・・・っ!!

ゴヘ
 バニー : もう突っ込むのも面倒くさいわ・・・・
 レオパルドン : アミョーン


 見えないキックで更なる(嬉しい)お仕置きを食らって天へ召したレオパルドン。


 鼻血と青たんと豚鼻を隠すため再び高鉄兜とブールスリー先生コスプレに身を固めていると、見知った顔が話かけてきた。

ドヤ
 戮斗 : 死んでも大丈夫!

 バニーの蹴りで、この私が死ぬだと?!

 ばかめっ!

 私が死ぬのは、バニーちゃんに触れてからだ!!


 とか、訳の分からないテレパシーという名の妄想会話をしている内に、キング・バトル・ジャイアントの居場所を知っている戮斗氏に引きづられて討伐に行くことになってしまった。

オトコノセナカ
 戮斗 : バトルジャイアントはこっちだ!
 レオパルドン : 知っているのか雷・・・ 

 なんか、この間もこの会話したばっかりだな。


 

 さて、今回のキング・バトル・ジャイアントの居場所だが。

ジャン
 レオパルドン : デビル牛丼、どこにおるん?
 戮斗 : この・・・
 SuikodenN : この辺!!

 

 全く関係のない人にツッコミをもらった、ヤツの居場所。

 この間行った蜘蛛ダンジョン・デカドンへいく道すがらにありそうだ。


 しかし、この地図に乗っているこの場所の地形。

 微妙に長方形の人工物にしか見えない。

 こ・・・、これはまさか・・・っ!!

 

 某ドラえもん「のび太と竜の騎士」で言う・・・

 聖域だったのだーーーっ!!


 そこに行けばどんな夢も叶う・・いやさ、きっと恐竜がいっぱいいるに違いない!!(シャイロンには普通にいるけど)



 胸に夢を一杯つめてレッツゴー三匹しようとしたが、後ろから戮斗氏に呼び止められて、外出する前のトイレとおやつをバーガールから買うことになった。

 

イエ~イ
 レオパルドン : OK! ふ〜、久しぶりに新しいビックリマンチョコが売ってたから買っちゃったぜ!



 戮斗 : 電撃カプセルだけ、回復量が少ないぜ!!

 ん?

 どういうことだってばよ?

 そんあトリビアが混ざってやがったのか?



 バーガール : (ちっ、消費税増税で売上が落ちるかもしれないから、エネパックにスズキのエネチャージ混ぜたり、日本産ハンバーグに甲羅鼠の肉を混ぜたりしているのもバレるんじゃないかしら・・・)


 危険なブツを買わされそうになったが、戮斗のお陰で緊急回避することが出来た。

 (元からエネルギーなんて使わないけど・・)

 私の身長をモヒで騙しているのと同じくらい危険な行為なので、ちびっ子は真似しちゃダ・メ・だ・ぞ♪



 しかして、聖域に向かったレオパルドン御一行。

テクテク

 どうやら、ここのデカドンへのショートカットから、まずは大きな方の聖域(勝手に命名してるけど)に入り、橋の端を渡って小さな聖域へ入るようだ。



 すると・・・

マツヤ
 子牛・親牛 : ウッシッシ〜っ


 謎の湖のほとりに、たくさんのバトルジャイアントたちが、急遽休場した森進一のコンサートの返金を求めて講義していた。

 だが・・・、いかんせん、言葉が通じないらしい!


 ふっ、こいつらにはこの間デカレンに行く途中は散々な目に合わされたが、今回は我が必殺の・・・

テッペキ
 レオパルドン : ゆけ! 戮斗シールド!!

 

 そう、コレこそはヴォルペンシールドに続く、私の強固なる鉄壁ガーディアンなのだー!

 こいつを使えば、あっという間にすぐに片付くティファールだぜ。


 10秒後

テクテク2


 牛丼配達人を秒殺して、小さい聖域への希望の架け橋を渡る一行。

 やっぱり牛丼は吉野家の大盛り汁ダクに限るぜ〜っ!



 すると、その先には・・・ひときわデカイウッシッシがウッシッシー言いながら待っていた!


ドドーン
 レオパルドン : あれがキング・バトル・ジャイアントか! いくべ〜
 戮斗 : ドキドキ
 キング牛 : 何だね君らは?! 勝手に人の家の敷地に入ってきて!! ホールドアップ!!


 なんだか、不法侵入者と思われているようだが、そもそもここはお前らの土地ではない。

 お前のものは俺のもの・・・俺のものは俺のものじゃーーーっ!!


ノッシノッシ
 キング牛 : 非常識な方々ですね。 H&Mの店員にコーディネイトしてもらったこの右腕でお仕置きしてあげましょう!
 レオパルドン : バーメイドにコーディネイトしてもらった、ブルース・リー・コスプレを舐めるなよ!


 

グオオ
 キング牛 : 颯爽とアルマーニを着こなす私の前でファッションを語るなど不届き千万!!


 お前が言うなよ!

 どう見ても、パンツすらはいてないぞ!

 私は、裸族をファッションとは認めぬ!

 あれは、趣味と言うんだ!!


 激ラグの中、雌雄を決するのはどっちだ?!



 カ〜ン

 さあ、ゴングが鳴った!!


ズオオォ
 レオパルドン ; きたきたきたーーーっ!


 いきなり迫ってきたキング牛のダッシュストレート!

 こんな馬鹿でかいバールのようなものでドつかれた日には、スリッパで叩かれたゴキブリみたいにぺしゃんこになっちまうぜ!

 こびりついたゴキブリの後処理大変なんだぞー! 分かってんのか、この野郎、馬鹿野郎!


 駄菓子菓子。

 よく見るんだ、ヤマトの諸君。


 この攻撃・・・



 当たってませんから〜〜〜〜っ

 残念〜!!



 キング牛 : 私のヒグチカッターを避けるとは・・やるなっ!!


 ギャグが古いんだよ、てめーは!!(自分のことは棚に上げてる)


 ま、デカければいいってもんじゃない。

 大は小を兼ねる時代は終わった!!

 今日から、小が大を兼ねるのだーーっ!

 小便器でもウンコしてやるぜ!


 攻撃が当たらないただのサンドバッグと化したウッシッシーに、私は無情の角虫天国を食らわす。


シャキンシャキン
 レオパルドン : 止めの、角虫天国ー!
 キング牛 : ヒグチカッターが当たらないのであれば、死なばもろともよ!


 OH!

 ジャパニーズ、神風ーーーっ?!


ズズーン
 キング・バトル・ジャイアント : 玉砕狂牛病プレス!!
 レオパルドン : モンプチ〜〜〜っ!
 戮斗 : や、や、やったー!


 

クサバノカゲカラコンニチハ

 ド〜〜ン



 かくして、キング牛との死闘は、ラグにも雨にも負けず両者引き分けの喧嘩両成敗と相成りました。


 その数時間後。

 ぺちゃんこになった体に、自転車屋さんで空気入れを貸してもらって生き返った私は、報酬の愛のオパールを受け取りに、バニーの元へ瞬間移動した。

 きっと、マクドナルドの0円スマイルと、高価なオパールをくれるに違いない。




 バニー : ああ、それね。 消費税増税前の駆け込みで、この間シルストデパートに買い物行った時に、通路で渡されたマグマジン主催のお笑いイベントのチラシなのよ。 もう期限すぎてるから、オパールもらえないわよ・・・。

 え?

 あの牛って、バニーちゃんの元カレじゃないの?

 あの牛って、フナッシーとかと一緒で、中身のある着包みなの?

 


 ナ、ナ、ナ、なんだってーーーーーッ!



 失意に両足を突っ込んだ私に、向かいにいるハゲ司令官が語りかけてきた。




 司令官 : そんなフラレっぱなし人生の君に、とっておきの相手を紹介しよう。


 まさか・・・顔に似合わず、看護婦さんとの合コンでもセッティングしてくれるのか?!

 美人じゃなきゃ、やじゃよ?!

 


 渡されたイベントの開催場所は・・・

 ん?

 デカドン廃墟に8時だと?

 あんな所に、どんな美人が迷い込んだんだ・・・


 ・・・


 ・・・・・・


 ・・・・・・・・

ウフッ


 ギャーーーーース


 


 

  

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